コロナの心配はいつまで続くの?
外出自粛でストレスの限界・・・
新型コロナウイルスにより不安が続く中、ある論文が密かに注目を集めています!
アスリートのためのコロナ感染症対策が掲載されており、一般の人にも参考になる内容(^^)
論文の掲載者は米国整形外科スポーツ医学会「Sports Health」です。
今回はその論文に載っているコロナ感染症対策についてご紹介していきます!
目次
コロナによるアスリートへの影響
アスリートは一般の人よりもコロナに感染した際の重症化は低いと考えられています。
・一般的に若い
・併存疾患が一般集団よりも少ない
この2つが重症化リスクが低い理由として挙げられます。
しかし、社会全体から見れば、コロナの感染防止をすることが犠牲者の減少につながります。
コロナ感染のパンデミックの速度を出来るだけ抑制させるために、アスリートやスポーツ界で活躍する人も感染防止の努力が求められるのです。
そのため、コロナ感染によって様々なスポーツ大会が中止されました。
3月24日には、東京で開催予定のオリンピック・パラリンピック「東京2020」が2021年に延期になりましたね。
コロナウイルスによるアスリートへの影響がとても大きい事が分かります。
コロナを予防するアスリートの目的
コロナの感染を予防する目的では、先程もお伝えした通り、パンデミックの速度を抑制させるためです。
パンデミックを抑制することは、高齢者や免疫不全者などの重症化や死亡リスクが高い人への感染リスクを減少させることができます。
また、アスリートが病気したことによって呼吸機能や有酸素運動能力による悪影響を抑制させる目的でもあります。
アスリートのコロナ感染症対策
コロナウイルスは一般的に飛沫や接触により感染します。
アスリートの人たちは、日頃からスポーツ器具やスポーツ用品を共有することや、声の掛け合いながら練習を行います。
その中でコロナ感染者が居た場合、飛沫や接触により感染してしまう可能性があります。
そのため、アスリートはコロナ感染の予防を徹底する必要があるのです。
アスリートのコロナ感染症対策
・手指の衛生面
・社会的距離を置く
・旅行の制限
・フェイスマスク
・練習メニューの変更
次に上記のアスリートのコロナ感染症対策について詳しくご紹介します。
手指の衛生面
コロナ感染の基本として挙げられるのが手洗いです。
アスリートのための手洗い
・石鹸と水で少なくとも20秒間しっかり手を洗う
・石鹸や水が使えない時は手指消毒液を使用(アルコール濃度60%以上)
ウイルスは数日間は失活しないので、頻繁に触れる物の表面は定期的に消毒し清潔にしましょう。
社会的距離を置く
コロナの感染により、人と人との間隔を取るという事は、飲食業などでも実践されています。
米国疾患対策予防センターは、他の人との距離を約1.8mに維持するべきと説明。
フライト対策
アスリートによるフライト対策
・フライト一時停止
・入国禁止
・帰国後14日間の自宅隔離
上記の通りフライトによる様々な対策が行われています。
コロナ感染防止に伴うスポーツ大会の中止などで、アスリートの競技会参加やトレーニングのために移動を要するフライトの機会は現在ないそうです。
フェイスマスク
コロナ感染の兆候がないアスリートは、感染防止目的でのマクス着用は推奨されません。
その理由として挙げられているのが、医療従事者のマクス使用が妨げになるほど、需要を追い詰める可能性があるからです。
練習メニューの変更
アスリートが行う長時間の激しい練習は、数時間~数日感、一時的に免疫を低下させる可能性があります。
コロナ感染予防のため、練習時間を60分未満とし、練習強度は最大能力80%未満に制限する必要があります。
アスリートがコロナに感染した場合
コロナ感染者の治療は重症度により異なります。
コロナ感染者と判定された18~45歳の患者の10%が入院を必要としました。
しかし、検査が限定的に行われている考えると、隠れ感染者数が遥かに多い可能性があると推測できます。
この結果からコロナウイルスに感染した45歳未満の健康なアスリートの場合、限定的なインフルエンザ症状を経験することになると考えられます。
アスリートのコロナ感染の治療対策
・家庭内隔離
・解熱剤
・コルチコステロイド
・メンタルヘルスサポート
次に上記に記載したコロナ感染の治療対策について詳しく説明します。
家庭内隔離
コロナ感染が確認されている、もしくは疑われているものの、重度の症状がない人には、自宅での隔離が推薦されています。
同居する家族は、同じ部屋にいる時間を最小限に抑えて、マスクを着用する必要があります。
アスリートの感染中の激しいトレーニングは危険ですので、自宅でもゆっくり過ごしましょう。
家庭内隔離を終了する目安
・解熱剤を使用しておらず、発熱がない
・呼吸器症状がない
・24時間以上の隔離で実施されたコロナ検査が2回とも陰性
解熱剤
新型コロナウイルスの治療で分かったことが、フランスでコロナ感染に関連する発熱の治療でアンセントアミノフェンの使用を発表しました。
また、イブプロフェンは感染を悪化させる可能性があると示しました。
これは、非ステロイド性消炎薬の抗炎症効果が免疫に悪影響を与える可能性がある理論的な懸念に基づいたことです。
アスリートやスポーツ選手にとっても感染悪化は、最悪なコンディションを伴い薬剤の適切な情報を把握することが重要と言えます。
コルチコステロイド
アスリートや一般人がさらに把握したほうが良い薬剤が、コルチコステロイドです。
コロナ肺炎に対しWHOは、慢性閉塞性肺疾患の悪化などの理由がない限り、コルチコステロイドを使用しないことを勧めています。
コルチコステロイドは、インフルエンザ患者の死亡リスクの増加やMERS患者のウイルス除去遅延との関連が認められています。
コルチコステロイドで治療されたSARS患者に短期・長期的な有害性が認められたとの報告もあります。
メンタルヘルスサポート
アスリートにとって競技生活を一時中断することはメンタル的にとても辛い状況です。
コロナ感染がアスリートに与える心理的な影響は、アスリートに支える社会的ネットワークの欠如、ルーン地のトレーニングの減少でさらに高まります。
アスリートに与える心理的影響
・悲しみ
・不安
・ストレス
・欲求不満
こうした中でスポーツ医学関係者はアスリートのメンタルヘルスサポートが必要でないか判断する必要があります。
メンタルヘルスサポートの手段
・アスリートとの定期的な意思疎通機の機会を確保
・スポーツ心理学者との遠隔医療相談
・電話やビデオチャットで家族、友人、チームメイトとの交流
アスリートのコロナ感染症対策を参考に!
アスリートのためのコロナ感染症対策はいかがでしたか?
コロナ感染防止や感染時の適切な薬の飲用や生活面、私達がコロナウイルスと向き合うために知って役立つことばかりです。
アスリートの方や周りの方のためにもコロナの感染が一日でも早く終息するよう、感染対策をしっかり徹底しましょう!