こんな疑問に答えます!
本記事では、最近話題の美容サプリメントであるNMNの副作用について徹底的に解説。
NMNは2015年1月、NHKのドキュメンタリー番組「NEXT WORLD ~私たちの未来~」で大きく取り上げられて以来、一躍有名になったサプリメント。
「21世紀の若返り薬」とも呼ばれ、非の打ち所がない神サプリと思われがちですが、実はいくつか使用上の注意点もあるんです。。。
今回は、NMNの購入を検討している方に向けて、気をつけるべき副作用について紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね!
NMNの作用機序について
NMNの副作用について知る前に、NMNはどのようなかたちで効果を発揮するのか?を知っておくと良いです。
まずはNMNの作用機序について簡単に説明しますね。
NMNはNAD+の前駆体
NMNはNAD+という物質を作るために必要な成分です。
NAD+(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドnicotinamide adenine dinucleotide)とは、人の体内にある補酵素で、さまざまな代謝機能に関与しています。
加齢とともに体内のNAD+レベルが低下し、これが原因となって体に支障が出てくるため、NADレベルを正常に保つことで若返りにつながるのではないかと考えられています。
話すと長くなるので、ここでは割愛しますが、NMNの効果についてもっと詳しく知りたい!という方は、次の記事も合わせて読んでみてください。
NMNはナイアシンが活性化される前段階で生成される
NMNは、ナイアシンが活性化される前段階で生成されます。すなわち、NMNを過剰摂取すると、ナイアシンが必要以上に活性化されてしまうのです。
そのため、長期的に過剰量のNMNを摂取することで、ナイアシン製剤でみられるような副作用が生じる可能性があります。
ナイアシンには、トリグリセリドの低下作用、HDLコレステロールの上昇作用があるため、過剰摂取により、肝臓への負担が大きくなります。
これが原因となって、さまざまな副作用が出現するわけです。
NMNの副作用一覧
NMNは、適切な飲み方をしていれば素晴らしい効果のあるサプリメントですが、飲みすぎはNGです。
NMNの副作用は次の通り。
- 紅潮(顔のほてり)
- 肝機能障害
- 視力障害
なぜ、このような副作用が生じるのか?順番に解説していきます。
紅潮(顔のほてり)
NMNを過剰摂取すると、ナイアシンという成分が過剰生成されることは、先ほども述べた通りです。これが原因となり、副作用が生じます。
医学会ではよく知られた話ですが、ナイアシン(ビタミンB3)を過剰摂取すると、顔のほてりが生じます。
これは「ナイアシンフラッシュ」とも呼ばれる現象で、紅潮の程度には個人差があるものの、ほとんどの人で見られます。
ナイアシンを服用後、数時間にわたって顔や首元がほてり赤くなることがあるので、必ず服用前に認識しておきましょう。
肝機能障害
NMNはナイアシンが活性化する前の段階で生成される合成中間体です。そのため、長期間服用することで、ナイアシン製剤でみられるような副作用が生じます。
ある臨床実験によると、ナイアシン療法により肝機能数値の全体的な上昇が確認されました。このような数値の上昇は、肝臓の働きが活発になっていることを示しています。
短期的に見れば問題ないのですが、長期間肝臓が活発に働き続けると、当然ですが負担が大きくなります。
これが原因となり、肝機能低下や慢性肝炎といった、慢性的な副作用につながる可能性があるのです。
視力障害
NMNの副作用として、網膜浮腫や嚢胞様黄斑浮腫などの可能性も指摘されています。
これらはまだ研究段階で、はっきりとしたエビデンスはありませんが、NMNの過剰摂取により生じる恐れがあると考えられているようです。
高齢化社会の進行
これはNMNによる直接的な副作用というわけではありませんが、非常に重要な問題です。
NMNにより多くの人の寿命が延びると、高齢者の数は今より激増します。ただでさえ、少子高齢化が加速する日本では、若者の負担が膨大になってしまうおそれもありますよね。
グローバル化が進み、リモートワークも当たり前になりつつある現代、海外へ移住する若者も増えてきています。
今後数十年のスパンで見ると、高齢者だけが日本国内に取り残され、国家が破綻してしまうという最悪の状況になる可能性もゼロではありません。
NMNの副作用を未然に防ぐには?
ここからは、NMNの副作用を未然に防ぐにはどうすればいいのか?について解説します。
- 適切な摂取量を守る
- 飲むタイミングに注意
結論から言ってしまうと、用法・用量を守ることが何より大事。順に説明しますね。
適切な摂取量を守る
NMNの過剰摂取は副作用の発現につながります。ですので、あくまで食事の補助的な役割という認識を持ちましょう。
栄養バランスのとれた食事をこころがけ、足りない栄養素をサプリメントで補完する、というのが正しい飲み方。
確かにNMNには、普段の食事だけでは不足しがちな栄養素が含まれていますが、それも摂りすぎると逆効果です。
NMNサプリメントのケースに記載してある用法・用量のところはよく読んでおきましょう。
飲むタイミングに注意
NMNは食後に飲むのがもっとも効果的。というのも、他の食べ物から摂取した栄養素との相乗効果が得られるから。
この記事の前半でも述べましたが、NMNはNAD+となってはじめて効果を発揮する成分です。NMN単独では期待される効果は得られません。
効果が出ないからといって躍起になって飲む量を増やしてしまうと、副作用の発現につながります。これを防ぐためにも、NMNは最も効果的なタイミングで摂取しましょう。
NAD+を生成するためにはさまざまな栄養素が必要となるので、NMNを飲むタイミングは食後がベストです。
NMNの副作用まとめ
最後に、NMNの副作用を簡単にまとめておきます。
- 【NMNの副作用一覧】
- 紅潮(顔のほてり)
- 肝機能障害
- 視力障害
どれだけ体にいいサプリメントであっても、飲みすぎはよくありません。適切な用法・用量を守って、正しく飲みましょう。
ちなみに本当に効果のある、おすすめのNMNサプリメントについては、次の記事で詳しく解説しています。
品質・配合重視!NMNサプリメントおすすめランキングTOP10!
品質・安全性にこだわったランキングとなっているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!