リモートワークを導入する背景は諸々あると思いますが、新しい働き方の一環としてリモートワークを導入する企業が増えてきています。
今回は、企業がリモートワークを導入する上で最低限覚えておきたいことについて紹介していきます。
この記事を読めば、企業がリモートワークを導入する上で大切なことが知れるので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
企業がリモートワークを導入するメリット
まずは企業がリモートワークを導入する上で得られるメリットの紹介です。
- 優秀な人材の確保
- 生産性が上がる可能性
- コストの削減
- ワークライフバランスの向上
なぜこのような効果が期待できるのか、理由について紹介していきますね。
優秀な人材の確保
リモートワークならば、能力やスキルがあるのに事情があって出社できないような人材も確保することができます。
- 子育て中の主婦や主夫
- 障がいを持つ人
- 海外など遠方に住む人
ほんの一例ですが、出社ありきでは採用できない人材が採用できるのは、大きなメリットと言えますね。
生産性が上がる可能性
リモートワークには、生産性を上げるような要素が多く秘められています。
- 飲み会やランチMTGが不要
- 会議は最小限で終わる
- 無駄話が聞こえない
- 働く場所を自分で選べる
一言でまとめるなら、無駄がなくなるといった感じでしょうか。
生産性が上げられるかは人と仕組み次第にはなりますが、上手く使いこなせば従来とは比べ物にならないような生産性になることも。
コストの削減
企業をやっていく上での必要経費も、リモートワークならば削減することができるのもメリットの1つです。
- 電気代
- 従業員の交通費
- オフィスの家賃
理由は出社してくる従業員が必然的に減るからなので、こういったコストが削減できるのは当然と言えば当然ですね。
ワークライフバランスの向上
リモートワークならば従業員の通勤時間が0になったり、上司に気遣う無駄な残業がなくなるなど、仕事以外に費やせる時間が増えます。
すると従業員は心身ともに健康な状態で仕事に取り組めるので、結果として生産性が向上したり、柔軟なアイデアが浮かびやすくなる環境が作れるようになります。
企業がリモートワークを導入するデメリット
ただ、企業がリモートワークを導入するにしても、決して良いところばかりではありません。
- コミュニケーションが減る
- 成果主義になりやすい
- 情報漏洩の危険性が高まる
たとえば上記のようなデメリットがあるので、企業としてもどうにか解決の手段を考えることがリモートワーク導入を成功させるためのポイントとなります。
コミュニケーションが減る
オンラインでの仕事がメインとなり、面と向かって話す機会が失われがちになるのがリモートワークの痛いところ。
コミュニケーション不足をこじらせると、連絡事項の未達や誤認といったトラブルが発生しやすくなってしまいます。
成果主義になりやすい
リモートワークは成果ありきの仕事になりがちなので、頑張っている姿などは評価されづらいドライな環境になることが多いようです。
そのため、もがいているけれど成果を出せない従業員に対して、厳しい現実を突きつけることも覚悟しておくべきです。
情報漏洩の可能性が高まる
リモートワークはPCとネット環境さえあればどこでもできるので、たとえばカフェなどで作業をする人も多いです。
PCの盗難などの不測の事態が起これば、会社の機密情報がまるまる盗まれるリスクも負わなければならないので、しっかりと情報漏洩対策をしておかなければなりません。
企業がリモートワークを導入する上で大切にすること
リモートワーク導入のデメリットを解消、そして上手く運用するためには、企業である程度の枠組みを作っておくことがベストです。
- 評価の基準を明確にする
- リモートワークのルールを決める
- ツールやアプリの積極的な導入
上記3つができれば、企業も従業員もリモートワークを迷いなく始められるはず。
評価の基準を明確にする
成果物があってナンボのリモートワークですが、成果物以外での評価がしづらくなると言い換えることもできますよね。
勤務態度などの評価ポイントを見失いがちになるので、しっかりと評価基準を決めて従業員にも明言しておくことをおすすめします。
中には成果物をパパっと終わらせて余った勤務時間でサボるような人もいるようなので、注意が必要です。
リモートワークのルールを決める
リモートワークだから何でもOK!となってしまっては、リモートワークを成功させることはできません。
リモートワークだからこそのルールの例として、多くの企業でも導入されているオードソックスなものを紹介しますね。
- 勤務時間内は連絡を取れるようにする
- 成果物は勤務時間内に提出する
- 端末には必ずパスワードをかける
- 予定がある場合はカレンダーアプリ等で共有する
こんな風にルールを決めておかないと、リモートワークで仕事にならなくなるといったことにもなりかねません。
ツールやアプリの積極的な導入
デメリットを解消するためにシステムを1から組むのは大変ですし、相当な手間がかかるはず。
効率的で、なおかつ簡単にリモートワークを導入するのなら、リモートワークに適したツールやアプリを導入するのが最短ルートです。
むしろツールやアプリを導入しないと、色々と仕組みが複雑なリモートワークは成り立たせるのは不可能と言っても良いくらい。